霊言 時間とは何か どう理解すればよいのか

ーーー時間についてお尋ねしたいのですが、それはどう理解するのが正しいといえるものなのでしょうか。

「既にお分かりのこともありますので、ご不明な点についてお話をさせていただくのがよろしいでしょう。ご存知のように時間は客観的事実として現にあるものですがそれを記憶と混同されないことです。記憶は五感で得られた主観的事実に他ありません。ここ霊界では主観が客観となることがありますが客観的事実も現にあるものです。そのことで主観と客観が同一の現実として同一の時間として認識されることになるわけです。そこに現在と過去の区別は最早ありません。全ては永遠の一点であることにはかわらないことになります。それは将来の出来事においても全く同じです。世界は因果律の支配を受ける故です。原因と結果は一体的なものです。そこに現在と未来などの区別はありません。そもそも無いわけです。結果があれば原因があるように原因は結果を生じさせるものです。それを過去と現在あるいは現実と未来と分けることもないわけです。時間感覚は主観的感覚です。それは精神的なものですが客観的事実として受け止められます。そこに主客の区別はありません。主観が客観であり客観が主観であることになります。わたくしたちは時空を超越した存在です。それ故に時間を対象化し客観的事実として理解するとともに主観的感覚としても時間を捉えています。主観的には過去、現在、未来と分けることもあるわけですがこれを現実世界に適用することは慎重であるべきで、でなければ時間を正常に理解することはできません。対象間の関係性において時間を理解されることです。全ては関係性の変容であると理解できるのであれば主客はどちらでも成立します。関係性の周辺が対象であるという理解になります。関係性の変容は対象の変容の結果でもあるのですが関係性の変容の結果が対象の変容であるという理解も成立します。真理は複雑ではありません。これは時間においても同じことなのです。高い次元の視点で現実を俯瞰できるのであればあなたが感覚的知性的に理解されている時間と呼ばれるものが同じ面のテーブルに配置されているものであることを理解できるようになるでしょう。テーブルクロスの模様に見立てることもできるでしょう。大事なことは事実をどう経験するかであるといえます。関係性が経験であるわけです。以上がご説明になります」

※霊言はマヤ以外の存在からのスピリチュアルメッセージを示すものです。